こちらのフラットサイキャリーは日ごろからサイレントシステムをご利用くださっているお客様の貴重なご意見から製品化を実現いたしました。

かご台車タイプのサイキャリーは以前からご好評いただいておりますが、ご利用いただく中で、
「平台車の方が使い勝手がいい」
「ボードなどの大判の物を運ぶ時にはかご台車は不向き」
といった声をいただいておりました。

資機材の搬出入、運搬作業を行う際にサイキャリーを採用することで平日昼間に台車を走行できるようになった事例がありますが、サイキャリーに積載できるものに限られていたため、今回のフラットサイキャリーにより、運搬できる資機材の幅が広がります。

【フラットサイキャリー】

既存のサイキャリーと同様、走行時のがたつき音などの騒音を低減しており、段差走行時の衝撃音も軽減しています。

製品情報

サイズ	W1230×D738×H250
重さ	27.7kg
耐荷重	600kg
追加パーツ	FRP製単管パイプ（手摺）

【騒音測定結果】 2023.6.18

フラットサイキャリーの騒音低減効果についてご紹介いたします。

現場は都内の大規模なオフィスビルで、すべての作業が夜間、土日となっており、搬出入以外にも台車の走行自体も日中にできないという現場でした。

元請会社のゼネコンはサイレントシステムの導入により今後の工事をできるだけ平日の昼間に転換し、作業効率UPと工事費のコストダウンを検討されており、フラットサイキャリーの消音効果と実際にビルで使用可能なのかを確認するために走行試験と騒音測定を行いました。

【判定の声】

• ［工事課長］

  この現場では台車を少し動かすことも騒音作業となっていたため、夜間でしか台車を使うことができませんでした。しかし、今回の検証でサイキャリーが非常に静かで驚きました。この音であれば昼間に台車を走行させても問題ないと思います。

• ［工事課長代理］

  下階ではほとんどフラットサイキャリーの走行音は聞こえませんでした。この台車を使用することで、夜間しかできなかった作業が昼間にもできるようになるので、労務費の削減などのメリットが期待できます。

• ［サイレントシステム担当者コメント］

  積載時の騒音値は従来の平台車とフラットサイキャリーで音源・下階での測定値ともに2dB程度しか変わらないにも関わらず従来はNGでサイキャリーは使用可能との評価でした。騒音クレームは騒音値だけではなく聞こえた音が不快に感じるか否かも重要な要素のため、静音キャスターの採用により衝撃音を発生させないことが今回の評価につながっていると思います。
  お客様は今回の試験でサイキャリーの低減効果を非常に驚かれておりました。今までは夜間しか作業できず非常にお困りでしたが、サイキャリーの活用により平日作業の増加に期待されておりますので、引き続きサポートさせていただきます。