ゼロからの開発スタート、そして工事が静かになることをなかなか信じていただけなかった時期を経て、
今私たちのサイレントシステムは、150現場を超える実績を重ね、多くの工事関係者の皆様に高い評価をいただいております。
大手不動産会社様にもサイレントシステムの現場採用を会社方針として取り入れていただいており、その認知は広まっております。サイレントシステムが改修工事のスタンダードになれば、建設業界のさまざまな「不」を解消することができる。音の問題だけではなく、その先に工事の効率化や、人手不足の解消、働きやすい環境づくりが構想にあります。

専門工事会社として培った長年にわたる現場のノウハウを、「工具」と「工法」に昇華させ、これからの「スタンダード」にする。改修工事から土日・夜間をなくし平日昼間工事を推進することで、工期の大幅な短縮、週休２日の徹底を実現し、「働く人」と「働く環境」のバランスを創造していきたい。私たちのサイレントシステムは、建設現場で働く人、その家族の幸せや、業界のイメージもより良いものへと変えていく可能性を持っていると考えております。

この仕事を、後世にこのまま繋いでいきたいかどうかと聞かれて、「はい」と答える人は少ないと思います。
騒音のために深夜や週末にしかできないという状況が業界全体のネックです。しかしこれまでは、それがあたりまえでした。どんなに機械化されても改修工事には人の手が必要です。埃や廃材、もちろん危険も伴います。その上、騒音問題によるたくさんの非効率があるのです。しかし、そこを妥協せず、改修現場で働く環境をもっとスマートにしていきたい。
仕事は日中、週末は休み、静かでかっこいい現場という働き方を「サイレントシステム」は目指します。建設業のイメージを変え、多くの若者が働きたいと思える仕事の環境を整えることで、この業界にも今後サステナブルな未来がひらけていくと思います。

丸高工業は、1921年漆塗り業として創業し、現在は主に耐震補強等のリニューアル工事業を取り扱っております。
実際現場に立ち、また建設業を事業として行っていく中で、工事騒音はあらゆる意味で大きな「不」であることを実感して来ました。その「全く解決方法がないとされてきた問題」を解決する独自の商品やサービスを開発し、消音化するサイレントシステムの研究と開発を行ってきました。当社は建設業界における社会的課題である工事騒音に向き合い、この大きな「不」を解消する取り組みを広く共有し、社会に貢献していきたいと考えています。建設業にかかわる多くの皆様に、このサイレントシステムをご活用いただき、まずは、夜間・土日工事を平日昼間工事に転換することで、共に働きやすい環境を創っていきたい。そして工事の生産性を向上させることで各企業の収益の向上にも寄与したいと思っております。建設業界の仕事をもっと魅力的にしていきたい、この変革のために、これからも皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。